犬に危険な食べ物【6つの分類】
人気度: 683pv 2024/04/27
「犬に食べさせてはいけない食べ物・食品」って、種類がたくさんあって悩みますよね。
今回は、犬の飼い主様へ向けた有用ですぐ実践できるコンテンツとして初めてでもコツを押さえてすぐ出来る、「犬に危険な食べ物・食品」を6つの分類で、わかりやすくまとめています。
※因みに、ペットは猫派の飼い主さんは「猫に食べさせてはいけない食べ物」の記事もございます。こちらもご覧頂けたら幸いです ^^
【わかりやすい】猫に食べさせてはいけない食べ物【シンプルに7つに分類】
【目次】
- 分類1.「ネギ類・木に実る野菜・ほうれん草」
- 分類2.「繊維質な食品・消化の悪い食品」
- 分類3.「高塩分・高糖分の食品」
- 分類4.「アルコール」「カフェイン」
- 分類5.「生」がつくもの
- 分類6.その他「パン」「チョコレート」「骨」
犬は「食べさせると危険な食品」が多い
犬には食べさせると危険な食べ物が多く、口にすれば、下痢・嘔吐、中毒症状、そして最悪の場合、なくなってしまう食品まであります。
今回は「犬に食べさせると危険な食品」を、犬を飼い始めの初心者の方でもすぐ理解して覚えられるよう、下記の3段階にグループ分けして、易しく丁寧に整理していきます。
危険レベル:★★★
食べさせると危険
危険レベル:★★
食べさせると病気になる
危険レベル:★
食べさせると体調不良になる(一時的なもの)
それでは、「犬に食べさせてはいけない食べ物・食品」を一つ一つ見ていきましょう。
分類1.「ネギ類・木に実る野菜・ほうれん草」は、犬に食べさせてはいけない
犬に食べさせてはいけない食品群の1つ目は「ネギ類・木に実る野菜・ほうれん草」です。
後述しますが、野菜の中には食べると愛犬がなくなってしまう危険なものもあり、病気になったりするものが多数あります。
野菜は種類が多く、しかも、意外な野菜まで危険なので、ひとつひとつ「食べられるか否か」を覚えるのは難しいです。
あえて、ざっくりと仕分け、
・「ネギ類・木に実る野菜・ほうれん草」はNG
・「根菜・白い葉物野菜」はOK
と考えたほうが覚えられ、実用的です。
また、与えるとしても、生野菜の状態ではなく、必ず火を通し、消化しやすい状態に調理します。
食中毒の防止もありますが、犬は基本的に生の野菜を効果的に消化できない為です。
それでは「犬に食べさせてはいけない野菜」を具体的にみていきましょう。
ネギ属の野菜(タマネギ、ニンニク、ニラ、エシャロット、ラッキョウ、白ネギ、青ネギ、アサツキなど)
危険レベル:★★★
食べさせると危険
ネギ属の野菜は生でも加熱しても、犬に与えてはいけません。
また、注意点として、ネギそのものを食べてないとしても、ネギの成分が溶け出したスープも与えてはいけません。
みじん切りで、ハンバーグや餃子など、料理にも含まれているので注意が必要です。
犬が食べると、ヘモグロビンが酸化し血液中の酸素を運ぶ機能が低下。犬は貧血や酸欠状態になります。
食べてしまった際の初期症状として「下痢、嘔吐、発熱」を引き起こし、オレンジや赤っぽい尿を排泄します。
危険症状となると「けいれん、呼吸困難」があります。
これらの症状が愛犬に認められるときは、塩をなめさせ吐き気を誘引して吐かせるなど、一時的な対策もありますが、素人対処はリスクもありますので、獣医さんに相談するのが一番です。
木に実る野菜(梅、銀杏、アボカド、マカダミアナッツ、イチジクなど)・ほうれん草
危険レベル:★★
食べさせると病気になる
梅、銀杏、アボカド、マカダミアナッツ、イチジクなどの「木に実る野菜」と、鉄分などミネラルの多いほうれん草は、犬を病気にさせたり、中毒にさせたりする食品成分が含まれているので与えてはいけません。
中毒では、初期症状として「消化不良による下痢、嘔吐」がおこり、多量に食べたり与え続けると、「麻痺、意識の混濁、内臓疾患、尿結石、皮膚炎、成長不良、筋力低下」などがおこります。
キャベツ、かぼちゃ、トマトなど、比較的犬も食べられる野菜もあるのですが、野菜群はとにかく種類が多いので、ざっくりと「ネギ類」「木に実る野菜」「ほうれん草」はNGと覚えてしまうと易しく整理できます。
分類2.「繊維質な食品・消化の悪い食品」は、犬に食べさせてはいけない
犬に食べさせてはいけない食品群の2つ目は「繊維質な食品・消化の悪い食品」です。
それぞれ解説します。
繊維質な食品(フルーツ)
犬は、食道・胃・腸などの消化器官が弱く、果物の皮、果物の筋・膜(みかんの薄皮や、バナナの筋など)、を与えてはいけません。
消化不良により「下痢・嘔吐」などの体調不良をひきおこします。
犬に食べさせてはいけない食品群の中で「果物(フルーツ)」は、
危険レベル:★
食べさせると体調不良になる(下痢・嘔吐など)
ですが、フルーツの中でも「ブドウ類、レーズン類」は危険レベル:★★★の例外で、犬が食べると内蔵疾患を引き起こしなくなることまであります。
絶対に与えないように注意してください。
消化の悪い食品(油、乳製品、ナッツ類)
油、乳製品、ナッツ類は消化不良を起こします。
また、揚げ物は肥満の原因にもなります。
肥満になると、内蔵への悪影響をはじめ、気道炎症・高血圧・血栓などの合併症を引き起こします。
犬の健康の為にも、油分が多く含まれる食品は与えないほうが良いでしょう。
分類3.「高塩分・高糖分の食品」は、犬に食べさせてはいけない
犬に食べさせてはいけない食品群の3つ目は「高塩分・高糖分の食品」です。
人間が食べてしょっぱいと感じる食べ物、甘いと感じる食べ物は、基本的に避けるべきでしょう。
過剰な塩分と糖分の摂取により、犬の血糖値に悪影響がでます。
人工甘味料「キシリトール」は要注意
砂糖不使用・ノンシュガーと表記されている食品でも、「キシリトール」が含まれている食べ物には要注意です。危険レベル:★★★で、犬が食べると急性な血糖降下と肝機能障害を引き起こします。
キシリトールは、ガム、キャンディ、クッキーなどの菓子類だけでなく、歯磨き粉やマウスウォッシュ、サプリなどにも含まれています。
大切な愛犬の命を守るためにも、保管には十分気を付けましょう。
分類4.「アルコール」「カフェイン」は、犬に食べさせてはいけない
犬に食べさせてはいけない食品群の4つ目は「アルコール」と「カフェイン」です。
お酒をそのまま飲ますはもちろんNG。
パンやケーキなどに含まれる微量のアルコールでも影響が出ます。
アルコールは、食品以外にも様々なものに含まれているので犬が口にしないよう保管に注意が必要です。
アルコールもカフェインも、危険レベル:★★★で、犬が食べると中毒になり、内蔵の疾患を引き起こします。
分類5.「生」がつくものは、犬に食べさせてはいけない
犬に食べさせてはいけない食品群の6つ目は「生野菜、生魚、生肉、生卵」など、「生」がつく食品です。
「生野菜」は、犬の消化不良を起こします。
「生魚と生肉(生の甲殻類・貝類含む)」は、肉に繁殖している雑菌や細菌の影響で、食中毒や、おなかを壊す恐れがあります。
「生卵」は、卵白に含まれる成分が犬のビタミンB群を減少させ、発育不足、筋力低下、皮膚病などの疾病を引き起こします。
分類6.その他「パン」「チョコレート」「骨」は、犬に食べさせてはいけない
犬に食べさせてはいけない食品群の6つ目は、その他の分類として「パン」「チョコレート」「骨」です。
「パン」は、危険レベル:★★で、含まれる酵母が、犬の胃や喉、食道を拡張させ、呼吸器と消化器に悪影響を及ぼします。
「チョコレート」は、危険レベル:★★★で、含まれる大量の糖分、カフェイン、カカオ由来の成分などが、中毒と内蔵疾患を引き起こし、なくなる可能性もあります。
最後に「骨」は、イラストやフィクションなどで犬がおいしそうにかじっている姿を見かけますが、かみ砕いた骨が口に刺さったり、飲み込んで喉や消化器を痛める可能性があるため、与えるのはやめておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか ^^
【犬に食べさせてはいけない食べ物・シンプルに6つに分類】はこちらです。
- 分類1.「ネギ類・木に実る野菜・ほうれん草」
- 分類2.「繊維質な食品・消化の悪い食品」
- 分類3.「高塩分・高糖分の食品」
- 分類4.「アルコール」「カフェイン」
- 分類5.「生」がつくもの
- 分類6.その他「パン」「チョコレート」「骨」
この記事が、大切なペットのわんちゃん(犬)に食べさせてはいけない食べ物の探し方、選び方、そして覚え方に悩んでいる飼い主さんに役立ち、実践して頂けたら幸いです ^^
当サイト「ペット総合ガイド」では、《大好きなペットともっとハッピーな暮らしを♪》 をテーマにペットに関するお店や動物病院をご紹介しています。
これからも引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします ^^
最終更新日: 2021 年 11 月 20 日
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